No.20   浅川 きよ さん
実験事業:まちの駅 みと(東京電力株式会社茨城支店1階)


 

浅川 きよ(あさかわ きよ)さん



まちづくり団体「水戸女性フォーラム」会長
東茨城郡美野里(みのり)町うまれ。結婚して水戸に。
まちの駅への通勤時間は歩いて20分(車で5分)
好きな言葉…「思いやり」

体を動かして奉仕することが大好き!
とおっしゃる浅川さん、まちの駅にぴったりです。
原稿執筆依頼が多いそうですが、書くのは苦手とのこと。
「でも、だいぶ上達したって最近言われたんです(笑)」とのこと

まちの駅みとでは、土,日,祝日、水戸女性フォーラム茨城NPOセンターコモンズのメンバーがローテーションで案内人をされています。
全員を取材するとなると1年くらいかかってしまうので、今回は水戸女性フォーラムの代表の浅川さんに、案内人代表としてお答えいただきました。

まちの駅との出会い

 昔は高校の体育の教師をしていました。(…書くなって言われたけど、バスケットボールの選手だったとのこと。かっこいい!)
 それから病院の事務長を20年やりました。最初はどこの病院でも断られたんですよ、先生と同じ経歴の人(…つまり大卒の人)は、いらないって言われて…。それで、個人の病院に雇ってもらったんです。経営に関する一切を任されていましたが、病院の息子さんがやられることになり、そこを辞めて専業主婦に。
 これからは地域でいろんなボランティア活動をしよう!と思っていましたから、「水戸女性大学」を受講したわけです。今はだいぶ男女共同参画が取り沙汰されていますが、水戸女性大学は、市政に参画できる女性・リーダーを育成する目的で、水戸市主催のもと開講されたものです。
 この水戸女性大学を修了したメンバーで、平成5年「ひとにやさしいまち、まちにやさしいひとへ」をスローガンに立ち上げたのが「水戸女性フォーラム」です。 メンバーは約50名。今年5月17日に10周年のシンポジウムやりますよ。
 まちの駅には、この「まちの駅 みと」以前から、いろいろと取り組みをしていました。北関東地域の社会実験に参加して「梅の駅」(偕楽園の梅まつりの時期に期間限定の案内所を設置)をやってましたし、研修したりしましたしね。それを知った商工会議所さんがお声をかけてくださったんです。 本当は自分たちでやってしまいたいんだけれども、ボランティア活動が主だし、会費だけでやっていると、電気代、場所代、水道代の経費を出せないし…。提言型の活動をしてきてますから、ずっと張りついているということもできないし…。今回の2年間の実験事業のお話があって、土日なら案内が可能だということで、水戸女性フォーラムとNPOコモンズで案内人をひきうけたんです。

まちの駅の案内人に
なってよかったこと

 案内人になって…というか、メンバーが多すぎて、1月10日のオープン以来、私もまだ一回しか案内をしていない状況なんですよ。
  でも、女性フォーラムのみんなが関わることが必要だと思っているし、一人でやるより、たくさんの人が意見を出し合うことでもっといいものにしていけると思っていますから、ゆっくり様子を見ながら、改善するところは改善して…というふうに思っています。

――実はこのインタビューの前に、商工会議所で「まちの駅みと」の運営委員会がありました。商工会議所関係者と場所を提供している東京電力茨城支店の担当者、水戸女性フォーラムのメンバー、茨城NPOセンター・コモンズのメンバー…総勢25名。 3月10日の3・10(みと)の日のイベントの話や、まちの駅開設後約2ヶ月経ってみての問題点や課題点など、とっても活発な議論が交わされました。 みんなが関わって、みんなでよくしていこう!という姿勢が「まちの駅みと」を支えている方たちから伝わってきました。さまざまな団体が関わりあっているからこそ、もっといいものをつくれる可能性が高くなる…そんな気がしましたよ、浅川さん。

いちばん
心に残っている
一日

 …これも、私個人としては一日しかやっていないから、その一日の話をするしかないけれど(笑)…。
 まちの駅の向かいにダイエーがあるでしょう。水戸の中心市街地は、伊勢甚と京成の2つの百貨店で持ってきたのですが、その伊勢甚がなくなってしまったんです。それでダイエーも無くなって、京成も無くなったらこのまちはもう終わり。
 …こういう状況があるんですが、まちの駅に立ち寄った方が、「まちの駅に寄った人は必ず向かいのダイエーで何か買い物しようっていうふうに呼びかけたらどうか」っておっしゃってたんです。
 まちづくりにも、ダイエーにも直接は関係のない市民が、まちの活力がなくなったことに対して、心配しているということが知れたことが嬉しかった。市民の方たちも、何か自分たちができることあるんじゃないか?って思っていることが嬉しかったですね。

私のとっておきサービス

 偕楽園の観光ボランティアもしていますから、丁寧にご案内しますよ。 半日つぶしても(笑)。

――実は、管理人、浅川さんに丁寧に偕楽園を案内していただきました。 梅の駅を設置しているだけあって、観梅客がたくさん来てましたけど、管理人は表門から入ってすぐの竹林に圧倒されました。全然雰囲気が違うんですよね。偕楽園は儒教の教えに基づき、さまざまなエリアにたくさんの草木が配置してある、春夏秋冬楽しめる庭園であるということがよーくわかりました。 いや〜。でもホントに竹林、気に入りました。心が洗われました。

最近のマイブーム

 囲碁です。10年以上前からやっているんです。
 月に一回は囲碁教室に通って仲間と打っています…実は今日がその日だったんだけど…。
 きっかけは、夜、テレビを見るよりも本を読むことが多かったんですが、目が悪くなってきて読みづらくなってきたので、はじめたんです。 主人と打ったりしてますけど、最近は私が勝っちゃうから、仲間と打つのが楽しみなんです。

――ご…ごめんなさい。そんな貴重な時間を割いてまで、偕楽園を案内してくださった浅川さんのお心遣いが、本当に、もったいないくらい、ありがたいです。

元気なこの人、
紹介したい!

 水戸女性フォーラムのメンバーですね。とにかく元気だし、行動力がある人たちばかり。 納得すれば、いいわよって共鳴してくれる、戦友みたいな関係です。 本当に大切な仲間です。

――講習が修了してハイ終わり…じゃなくて、自分たちで積極的に市政に関わっていく活動を続けていこう!という熱い思いを胸に活動されて10年になる水戸女性フォーラム。少ない年会費で運営しているにも関わらず、2年に1度、活動を提言集にまとめていらっしゃいます。とにかくスゴイです、この団体。 何度か女性フォーラムのみなさんとご一緒する機会がありましたが、管理人の印象はとにかく出席率が高いこと。土日など、休日の活動が多いそうですが、みなさんのまちづくりに関する関心の高さが出てます、ホント。

まちの駅でこれから
やっていきたいこと
(課題も含めて)

 ものを売りたいですね。
 それから、私たちの活動の発表の場を設けたい。 自分たちでシンポジウムを開くか、既存の会に出席したりして活動を紹介するかしかないわけですから、今は。 会費だけでやってるから、自分たちの空間っていうのは実現できそうにもないけれど…。 NPOセンター・コモンズのように専任のスタッフがいるということはそれだけ収入も上げなければいけないことだし、やはり私たちには難しいことだという気がします。

――そうなんですよね。ひととひと…なんですけど、結局、人件費がかかってしまうのがまちの駅。いいことしてるんだけど、それだけではなかなかお金に結びつかないのも事実です。こういうものを支援していけるシステムが必要ですね。…NPOの事務局がやらねばならないことはここにある気がする管理人でした。

管理人から一言
 浅川さん、本当にどうもありがとうございました!
 とにかく浅川さんとお話しできたことが嬉しかったです。大切な時間を割いて、それもほぼ半日、いろいろと紹介していただきました。
 浅川さんたちの活動のモットー「ひとにやさしいまち、まちにやさしいひと」ってとっても素敵な言葉だと思うし、それを実感できた今回の取材でした。
  「まちの駅みと」はあくまでも2年間の実験事業ですが、浅川さんをはじめとする元気な人たちがさまざまに関わっているということが、これからの「まちの駅」全体としての可能性を広げてくださっている気がします。
 これからもよろしくお願いいたします!
 お忙しいはずなのに、お家にまでご案内いただき、めちゃめちゃ「もてなし」をしていただきまして、本当にありがとうございました。

 


 

「まちの駅どっと混む」トップへ