No.28   松井 広志さん
まちの駅 ぽっぽ町田



松井 広志(まつい ひろし)さん



富山県富山市うまれ、18歳で上京。
「○I○I(丸井)」の元店長さん。勤続42年。

「町田のみなさんにお世話になったから…」 と、
まちの駅で案内役を勤めていらっしゃいます。

まちの駅への通勤時間は徒歩で45分
(朝は天気が悪くなければ必ず歩いて通勤。スバラシイ!)
好きな言葉は・・・きかなかったけど、
多分 「とにかく やらんと しゃあないで」

人と会い話しをすることが好き。
いままでいろんな地域のマルイで勤められたそうですが、
各地域にかけがえのない友だちがいるとのこと。
お邪魔した時は、清水の警察の方からお茶が届いてました。

元ウエイトリフティングの選手でもあられます。
↑インターハイに出場してます。本格派です☆

まちの駅との出会い

 丸井には、富山から上京してから60歳までですから、42年間務めました。 いろんな地域の丸井に勤務するので、14年間くらいは単身赴任生活だった。
 
清水、沼津、土浦、所沢・・・と、家族と離れて生活してました。入社当時は朝の9時から夜の9時まで働いていたし、 あちこちに赴任していたので、子どもと会える時間が少なかったですね。 夜の10時11時に帰って来て、寿司でもとるかと出前を頼んだら、 気配に起きて来た子どもが出前の人と話してるんです。 「遅くまで起きてるね、坊や」 「うん。今日はお父さんが来てるから」 (笑)。それから、家から出勤する時に 「バイバイ!また来てね!」って見送られてましたね。 そのくらい家にいる時間が短かった。 二番目の子、娘が生まれたときも帰れなかったからね・・・。
 お店を異動するたびに、その地域の方たちと仲良くなるんです。 今日も清水の店長だった頃からの友人からお茶が送られてきてる。 警察の人なんだけど、店の責任者と警察官との協力は不可欠だからね。 そんな関係がいろんなところにあるし、今もいろんな人と続いています。
 店長はあまり人前に出て行かないものだと思われているけど、 お客さんだって、まちの人だって、担当者だけじゃなくてその店の責任者に会いたいものでしょう? 何かあった時だけ出て行くのではなくて、日頃からのつきあいが大切だと思って、 いままでやって来ました。
  そして10年くらい前に、町田の丸井に異動してきました。 丸井は55歳すぎると段々現役を退く方向に行くので、定年直前は総務担当副店長として、商店街のみなさんとのおつきあいをしてました。 みなさんと仲良くなって、定年になったら働けと言われていたこともあって、 まちの駅もできていたし、去年の8月からここで案内をしています。
  町田は食住が接近したまち。 商店街の人たちの人柄がとてもいいし、ほんとによくやってると思う。 私は丸井から給料をもらって担当として会(中対協=町田市中央地区商業振興対策協議会←まちづくラー編をご参照のこと)に出ていたけど、商店街の人たちは、自分たちのお店もあって、なおかつ会で集まってなにかしようとしている・・・それは本当にすごいことだと思う。中野や横浜にも、町田の中対協のような組織はあったけど、全部の商店街と大型店がいっしょになって話し合う場というのはなかなかない。画期的だと思う。
  だから、すこしでも協力できればと思ったんだ。 人間には親しくなれる人とそうでない人がいるけど、人柄のいい人ばっかりなんだ、町田は。

──そう。店長さんだったんです。それも丸井の。その方がなんで町田のまちづくりに?!と、不思議でしたが、人柄のいい商店街のみなさんと、人柄のいい松井さんが出会ったから…なのですね。

まちの駅の案内人に
なってよかったこと
 いままでの経験上、あまり接客でまごつくことはないし、お客さんと話をするのが好きなので楽しくやっています。 それから、知り合いの方たちがたくさん来てくださるのが嬉しい。
  今までのサラリーマン生活から一転、開放感を味わいながらみなさんのお手伝いができて、言うことないです。・・・今までは背広来て革靴履いてっていう毎日だったけど、ここに来てからそんな格好したのは葬式と結婚式だけです(笑)。
いちばん
心に残っている
一日

 土日にやってる、まちづくり公社主催のイベントや、 フェスタまちだやお祭りは活気があっていいですね。 ・・・とにかくいろいろあって、ひとつにはしぼれないなぁ。
 
まちの駅ではないけど・・・ 町田市と沖縄(沖縄市、読谷村)は各役所を通じて20数年間の福祉交流があって、 その関係で、10年くらい前だけど、 沖縄からエイサーチームが町田に来て、 町田からお神輿をもって沖縄に行ったことがありました。 沖縄の人たちが喜んで、 アメリカの海軍の人たちもお神輿を担いだんだ。 あれは印象に残っています。

最近のマイブーム
5月28日に引越ししました。まだ荷物が積み重なっているけど、 いやぁ、建て替えた家が、いい家でね。 一部屋一部屋が大きくて明るくて、素晴らしいんだ。温かい家に住みたいと思っていたから、自分の望み通りの家ができたという感じです。

──と、かなり熱く、紙に間取り図までかいて説明してくださった松井さん。今度遊びに行かせてください!
元気なこの人、
紹介したい!
 う〜ん。いっぱいいます。
 今まで出会った人たち、お客さん、みんな素晴らしいですよ。町田の人たちもみんな素晴らしい。

 それから、いっしょにやっている岩田さん、彼女には感謝してます。
まちの駅でこれから
やっていきたいこと
(課題も含めて)
 今、町田の中心市街地を回っています。 お客さんにより役立つ情報を提供するための商店の地図をつくろうと思っているんです。
  商工会議所が毎年作成している報告書にもあるけど、商店街を訪れるお客さんの要望として「総合案内所」「案内看板」「案内地図」というのが上がっている。 こういう声に応えていかなきゃと思います。わかりません、じゃ困るでしょ?
  所属するNPOにろくの会にはまちの駅部会というのがあって、わたしが担当なんだけど、 まちの案内をする上で、必要な情報が必要な時に取りだせるシステムをつくっていきたいと思っているんです。
 周辺の商店街を一軒一軒回って、調査して・・・一ヶ月くらいやってますが1500件くらいの店鋪情報が得られました。まだ網羅できていないのですが、これをパソコンで見られるようにして、必要なものはプリントアウトできるようにしたいと思っています。
  どうして一軒一軒かと言うと、あるエリアのデータでいいましょう・・・。
  そのエリアは128件中、
  商工会議所に加盟しているのが34件で加入率は26.5パーセント。
  商店街に加盟しているのが49件で加入率46.8パーセントなんです。
  地図や案内に反映されるのはこういうところに加盟しているお店だけです。 つまり加盟していないあとの半分以上のお店は、お客さんに訪ねられても答えられないんです。 知識があれば答えられるけれど、それをシステムにしてしまえば、誰でも見られるし便利だと思ったんです。
  今考えているのは、商店名・職種・ビル名での検索が可能なシステム・・・お金がかかるんだけどね・・・。
  実際、ひとりで1500軒回ってみて思ったけど、これはすごいことだと思う。 1年に1回、この調査をやることで、まちがどういう風に変わってきているか、どんなお店が増えているか、お客さんがなにを望んでいるのかも見えて来る・・・。 例えば、さっき言ったエリアでは、一番多い店鋪は美容室で、その次はカラオケ・物販・不動産・風俗、3番目に多いのは、居酒屋・・・というふうに。 そしてビルの中に入ってる店もチェックしているんだけど、空いている店鋪も同時に調べてる。これが1年経ったらどうなるか?空いているのはどの地域か?なんてことも一目瞭然。・・・だんだんとすごいデータになってきてる。
  まずはデータを収集して基礎をつくって、徐々にいいシステムにして行けたらと思っています。意地でもやりますよ!いいシステムができたら、端末をいろんなところに・・・デパートや銀行や駅や、いろんなところに置きたいですね。

──最初は学生にお願いすることも考えたそうですが、やっぱり接客経験豊富な方がまわったほうが効率の面でも今後の繋がりをつくる面でもプラスになりそうですね。とにかくすごいデータ量でした。そしてそれをひとつひとつ足でまわって調べているという松井さんの熱意にも感動しました。システム完成の日が楽しみです。
管理人から一言
 松井さん、本当にありがとうございました。管理人と同じく富山が地元ということもあり、なんかとっても親しみを感じてしまいました。
 「デパートの店長」と「まちの駅の駅長さん」って、正反対なイメージを勝手に持っていたんですが、松井さんのお人柄に触れて「同じなんだ!」と思いました。すべては人柄なんですね。
 なにより、精力的な商店街調査は、ホントに商売でやろうと思ったら莫大なお金がかかるであろう偉業だと思います。町田への愛を感じました。ホントに勉強になりました。

 


 

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