旧越家住宅
須坂の製糸王・越寿三郎ゆかりの建物で、明治期の建築です。三間つづき36畳の座敷や、地泉回遊式庭園の面影を残す庭が自慢です。平成15年に「登録有形文化財」、平成19年に「近代化産業遺産」に認定されました。館内では、越寿三郎と親交のあた渋沢栄一の書軸など、越家ゆかりの品々をご覧いただけます。
とっておきの おもてなし
渋沢栄一書「悠々七十七春風」(複製)
日本近代化の父といわれる渋沢栄一が、越寿三郎からの依頼に応えて送った書軸を二幅所蔵しており、そのうちの一幅のレプリカを床の間に展示しています。
渋沢が自分の人生をふり返り、自由な精神でここまで歩んでこられたという心境を表した、自作の漢詩です。
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駅長さんのプロフィール
「旧越家ふれあいクラブ」は、地元春木町の有志により結成され、旧越家住宅で学習や交流会をしながら、施設を管理しています。越家や製糸業の歴史を積極的に学習し、訪れた皆さんに館内の案内や、地域の歴史についてわかりやすくご説明しています。
まちのいちおし!(とっておきの地域情報)
付近には長野県宝「旧小田切家住宅」や、市指定文化財「元牧新七家(須坂クラシック美術館)」、市立博物館分館「笠鉾会館ドリームホール」などがあり、見所がいっぱいです。町歩きをしながら美術館・博物館めぐりが楽しめるエリアです。