まちの駅とは

まちの駅の考え方、まちの駅の機能や、必要なアイテムなどの説明、まちの駅をつくることで生まれるネットワーク効果などの説明をします。

まちの駅とは……ひと・テーマ・まちをつなぐ拠点

人と人の出会いと交流を促進する、ヒューマンステーション

「まちの駅」とは、地域住民や来訪者が求める地域情報を提供する機能を備え、人と人の出会いと交流を促進する空間施設です。また、まちづくりの拠点となり、まちとまちをつなぐ役割を持つものです。人と人をつなぐ場であるということから、ヒューマンステーションと呼ぶことができます。

機能は・・・まちの窓口、サロン機能など

機能は、1)まちの窓口としての案内機能(窓口機能)、2)人の交流を促進する交流機能(サロン機能)などを持ったものです。そして、何よりも重要なことは、その拠点が何らかのテーマを持っており、オープンな空間であるということです。

まちづくりテーマをつなぐ、テーマステーション

それぞれの「まちの駅」には活動テーマがあり、そのテーマを連携させることで、豊かなまちづくりに貢献することができます。人々が運営する諸施設のテーマには、福祉、医療、アート、教育、スポーツ、観光、農業、海など、様々なものがあります。「道の駅」はドライバーの休憩拠点というのが大きなテーマであり、「道の駅」も「まちの駅」のひとつと考えることができます。「まちの駅」は、テーマとテーマをつなぐ場であるということから、テーマステーションと呼ぶことができます。

行政・民間を問わない設置・運営形態

「まちの駅」は主に、既存施設を活用して設置することを想定しており、その設置・運営主体は行政・民間を問いません。行政版の「まちの駅」と、民間版の「まちの駅」が連携することで、大きなネットワークができます。民間版の「まちの駅」にこそ自由な工夫が許されるといえます。

※図のように、人を交流させる拠点(駅)は多様なものがあり、これらを総称して「まちの駅」と呼びます。
まちの駅どうしが連携すれば、今までにない面白いことができる可能性があります。 例えば、「川の駅」と「昆虫の駅」が連携すれば、水生生物の情報が共有できます。「福祉の駅」と「川の駅」が 連携すれば、バリアフリーの川づくりにつなげることができます。「馬の駅」と「川の駅」が連携すれば、水 辺で馬と船を同時に楽しむ仕掛けをつなぐことができるでしょう。

まちの駅の効果……ネットワーク効果とイメージ

官民交流の促進

「まちの駅」は、様々なテーマを持った、官民両タイプのものがあり、「まちの駅」どうしの交流を通して、官民の施設の連携が可能になります。

まちづくりノウハウの交換

「まちの駅」を広域にネットワークさせることで、まちづくりノウハウの交換ができます。また、「まちの駅」どうしでの連携イベントの企画・運営、災害時の相互支援協定の締結等、多様なテーマによる他地域との連携が容易になります。

各種施設・人材の相互活用によるコスト節減効果

まちのPRパンフレット、ホームページ等の作成において、共同で研究・作成することにより、内容の充実および費用負担の軽減が図れます。「まちの駅連絡協議会」事務局であるNPO地域交流センターが組織する全国数百人の各種専門家集団の人材活用が可能となります(登録予定)。

「まちの駅標準情報」による情報発信の効率化

各「まちの駅」で提供する情報項目を広域的な視野で統一し、提供方法を標準化することによって、情報受発信機能の効率化が図れます。また、インターネット等を使っての全国発信も容易になります。

ホームページ等での情報の全国発信によるマスコミ効果

全国の「まちの駅」が連携してシステム的に情報発信することによって、全国に対する宣伝効果は大きなものになる筈です。当サイトの「まちの駅 標準情報」では各「まちの駅」のとっておきの情報を集め、紹介するページです。各まちの情報が検索できるシステムを、現在構築中です。

「まちの駅」を通したコミュニティーどうしの結びつけ効果

それぞれの「まちの駅」は活動テーマを持っており、そのテーマをめぐって、あるコミュニティーが形成されていると思われます。「まちの駅」はこれらのコミュニティーどうしの仲介役を果たすと考えられます。

まちの駅の基本アイテム……必須アイテムとコーナーイメージ

必須アイテム

まちの駅になるためには、以下のアイテムが必須になります。

まちやまちの駅で是非きいて欲しい情報や、ニーズは少なくても知らせたい情報などはそれぞれのまちの駅で自由に提供してください。